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【プリンスオブウェールズS】ステートオブレストがV 日本のシャフリヤールは4着

デイリースポーツ
  • 2022年06月16日(木) 12時30分
 「プリンスオブウェールズS・英G1」(15日、アスコット

 アイルランドのステートオブレストが逃げ切り勝ちを決め、米・豪・仏・英でG1計4勝目をマークした。2着はベイブリッジシャフリヤールとの競り合いを制したグランドグローリーが3着に入った。日本から参戦したシャフリヤールは4着に敗れ、3月のドバイシーマクラシックに続く海外G1を連勝はならなかった。

 レースはロードノースが出遅れる波乱のスタート。ステートオブレストがハナを切り、シャフリヤールが2番手、ベイブリッジ、スランドグローリー、ロードノースの順で続いた。シャフリヤールはスローの流れの2番手で我慢していたが、走りにやや力みが見られ、直線に入るとC・デムーロのステッキにも反応が鈍く上位2頭から突き放され、ゴール前でグランドグローリーにもかわされてしまった。日本調教馬としてアグネスワールド(2000年)、ディアドラ(2019年)に続く英国G1制覇を目指したが、無念の結果となった。

 藤原師は「クリスチャンと相談して、ペースが遅くなるだろうからハナを切って、というのも考えていた。いい感じで来ていたと思うが…。我々も歩いたが、アスコットの坂を乗り切ってのラスト、というのは慣れが必要だな、ということ。馬の状態はすごく良くて、どんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみにしていた。天気も良く、何とか結果を、と思ったが、タフなコースが、というのが実感としてある」と振り返った。

 C・デムーロは「ドバイの時のような加速がなかった。本当の彼ではなかった」と肩を落としていた。

提供:デイリースポーツ

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