「ユニコーンS・G3」(19日、東京)
中東遠征帰りの
セキフウは15日、栗東CWでの3頭併せで入念な乗り込みを消化。世界の強豪と戦ってきた経験を生かして、兵庫
ジュニアGPに続く2つ目のタイトルを狙う。
帰国初戦の
セキフウは、先週に続いてM・デムーロが騎乗して栗東CWへ。
ウイングスオブラヴ、
ブラックシールド(ともに3歳1勝クラス)との3頭併せで、5、6馬身追走すると、直線は内を突いて持ったままで1F11秒9。2頭に1馬身ほど遅れたが、軽快な動きで締めくくった。
鞍上は「良かったです。サッと追った程度でしたが、先週よりも動きは良くなっていた」と好感触を伝える。武幸師も「先週、しっかり負荷をかけました。だから長い距離の追い切りは必要なかったし、ジョッキーにどんな感じか見てもらいました。レースに向けて体調は上がってきています」とうなずいた。
前走のUAEダービーは1900メートルの距離と速いペースに対応できず8着に崩れたが、2走前のサウジダービーでは、後方でじっくり脚をためて追い込み、2着と世界レベルの末脚を見せた。師は「何とか勝ちたかったですが、悔しい思いをしました。また海外に行けるようになってほしい」と力を込める。出直しをかける国内初戦。しっかりとものにし、3歳ダート界で最強をアピールする。
提供:デイリースポーツ