3月に開業した
蛯名正義調教師(53)=美浦。今週は転厩馬ではない、厩舎として純粋な生え抜きの2歳新馬がデビューを予定している。土曜東京5R(芝1400メートル)で初陣を迎える
ランドオブラヴ(牝2歳、父
ミッキーアイル)。叔父に重賞2勝(19年
福島記念、20年
七夕賞)の
クレッシェンドラヴがいる血統馬だ。
「ここまで順調に来ている。動きもまずまず。そんなに馬格があるわけじゃない(推定420キロ前後)から、逆に仕上がりも早い。気が良くてスピードもあるよ」と上々の
ジャッジ。水曜はレースでも手綱を取る松岡を背に、美浦坂路で4F53秒8-39秒5-12秒5を計時。指揮官は「ウチからは初めての2歳だし、いい競馬をしてほしいね」と好戦を描く。
また、日曜東京9Rの町田特別では、厩舎の初勝利を飾った
バニシングポイント(牡4歳)に
武豊が騎乗する。「折り合いに苦労する馬だけど、鞍上の手腕も込みで楽しみだね」と期待を寄せていた。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ