ダートの3歳3冠確立へ-。JRA、NARなどが20日、3歳ダート3冠競走など、2、3歳馬競走の体系整備について発表した。
“解放元年”と言われた95年。中央と
地方競馬の垣根が緩和され、その一環としてダート
グレード競走が行われてきた。四半世紀が経過し、様々な問題点が出たため、20年9月に「ダート
グレード競走改善研究会」を立ち上げ、全日本的な視点で検討を重ねてきた。
最大の変更点が、3歳ダート3冠競走の整備だ。南関東限定で実施されてきた
羽田盃、
東京ダービーを24年からJpn1に格上げし、中央所属馬も出走できるように変更。
ジャパンダートダービー(名称変更予定)を秋へ移すことで、芝路線に倣った、
東京ダービーを頂点とした「3歳3冠レース」が確立される。それぞれ1着賞金を増額。3冠達成時には3冠馬としての名誉と、ボーナス8000万円を含め、総額3億円を手にできる。
また、3歳5月までダート
グレード競走がないことから、
兵庫チャンピオンシップ(1870メートル→1400メートルに短縮)を頂点とした2、3歳の短距離路線の整備や、重賞級認定競走の新設なども行われる。2歳馬競走は23年、3歳馬競走は24年から開始される。
提供:デイリースポーツ