2歳新馬戦が18日(土)、19日(日)の函館、東京、阪神競馬で計8鞍が行われた。土曜東京5Rには、18年に
マイルCSを制した
ステルヴィオの全妹
ウンブライル(美浦・木村)が登場。道中の行きっぷりは良く、残り3Fで先頭に立つとそのまま楽々と押し切り、1番人気に応えた。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
ウンブライル(牝、父
ロードカナロア、美浦・木村)
土曜東京5R・芝1400m、ルメール「真面目でしたね。道中もずっと冷静に走ってくれて、直線はだんだん加速してくれました。千六もいけそうですね。
ステルヴィオに似ていますよ。兄と同じ府中で勝ったし、能力がありそう」(レース評価A、将来性★★★★)
ファントムシーフ(牡、父
ハービンジャー、栗東・西村)
土曜阪神5R・芝1600m、和田竜「外枠でポジションを取りやすかったですね。
ハービンジャーなので、マイルより長い方が良さそうです。動かした分だけ動ける馬で、ケイコ通り走ってくれた。素直な馬なので成長が楽しみです」(B、★★★★)
スプレモフレイバー(牡、
父ダイワメジャー、美浦・久保田)
日曜函館5R・芝1200m、吉田隼「周りの出方と自分の馬の進み具合を見てレースを進めようと思っていました。自分からスッと出たのでハナへ行きましたが、無理して行った訳ではないですし、競馬を覚えてくればいろいろな形のレースができそうです」(B、★★★)
マイネルケレリウス(牡、父
ルーラーシップ、美浦・
奥村武)
日曜東京5R・芝1600m、石川「内容がものすごく良かったですね。金曜日に調教に乗せてもらったんですが、前進気勢がすごく強くて、そこが課題になるかなと思っていました。それなので雑な競馬をするよりも、馬込みで競馬を覚えさせるようにしました。直線を向いての反応も良かったし、あとははじけるだけでした。
バランスが良く、いいバネをしていますね。小ささ(410キロ)を感じさせませんでした」(B、★★★)
モルチャン(牝、
父ヘニーヒューズ、美浦・武井)
日曜東京6R・ダート1400m、三浦「牝馬特有の気難しさがあったけど、厩舎が特長をつかんでくれていたので今日の競馬につながりました。砂をかぶる形になったけど、追い切りで経験していたことだし、センスを感じるレースぶりでした。初戦から結果を出せたことは大きいです」(B、★★★)
ゴキゲンサン(牝、父
リアルインパクト、美浦・伊藤大)
土曜函館5R・芝1200m、藤岡佑「追い切りの時点で新馬は勝ち負けできる反応を見せていました。行く馬を行かせていろいろ試すことができましたし、直線はフワッとしましたが2着馬が来て、また反応してくれました。ここを目標に乗り込んだ分のアドバンテージが出たと思います」(C、★★★)
オマツリオトコ(牡、父
ヴィットリオドーロ、美浦・伊藤圭)
土曜函館6R・ダート1000m、横山武「強いけど、返し馬で口が利かないなど課題が多くて粗削りですね。能力で勝ってくれたと思います。課題を克服していけば1200mでも対応できそうです」(C、★★★)
ナイトキャッスル(牡、父
シルバーステート、栗東・音無)
日曜阪神5R・ダート1200m、角田河「この馬としては忙しかったですが、レースは分かってくれたみたいで操縦性は問題ありませんでした。除外で予定していたレースよりも距離が短くなってしまいましたが、最後まで一生懸命走ってくれました。馬が強かったです」(C、★★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)
提供:デイリースポーツ