6月29日(水)に
大井競馬場、ダート2000mで行われる
帝王賞。過去は2着(2019年)、3着(2020年)、6着(2021年)という結果に終わっている
チュウワウィザード(栗東・
大久保龍志厩舎)。今年こそは、という感じで今朝22日にレースへ向けた追い切りを行っている。
朝一番のCWで
川田将雅騎手が騎乗。スムーズに馬場入りして、リズムよく、1コーナーから2コーナーを流していく。単走だったが、向正面に入ると、6F標識過ぎから15秒を切るラップを踏んでいく。そのまま3コーナーへ突入かと思われたが、ここで速くなりすぎないように、ラップを落として、コーナーは15.6秒。
一度、息を入れるようなラップになったが、4コーナーで再び加速して、最後の直線も外ラチ沿いをスムーズな走り。ゴール前はしっかりとスピードに乗った形でフィニッシュしているが、手応えにはまだまだ余裕があった。
時計は6F83.6〜5F68.8〜4F54.4〜3F38.8〜2F23.9〜1F11.5秒。昨年の
帝王賞はレース前週の週中の追い切りは坂路で軽い内容。これは一昨年も3年前も同様だった。しかし、今回は今年の
川崎記念を勝った時と同じ、CWでの追い切り。このパターンの変化が勝利をもたらす可能は十分ありそうだ。
(取材・文:井内利彰)