「
宝塚記念・G1」(26日、阪神)
ファン投票1位の
タイトルホルダーが、美浦Wで素軽い動きを披露した。7馬身差の圧勝を決めた
天皇賞・春から臨戦する今回、90年
オグリキャップを上回る過去最多19万1394票の支持を背に、再び圧巻の走りでG1・3勝目を狙う。
22日は美浦Wで
アムールマルルー(4歳1勝クラス)と併せて首差先着。3馬身追走する形でスタートし、道中は折り合いに専念。4角を回ってから徐々にその差を詰め、最後まで余裕の手応えのまま軽快に駆け抜けた。
◆
横山和生騎手 -
天皇賞・春は7馬身差の圧勝だった。
「
タイトルホルダーと一緒にリズム良く、仲良く走ろうと決めていました。その通りの競馬ができました」
-2週続けて追い切りに騎乗。感触は。
「先週もいいなと思ったけど、今週はもっと良くなりました。走りのリズム、走っている姿勢はすごく良かったです。不安はなくレースを迎えられそうです」
-舞台は阪神芝2200メートル戦になる。
「阪神コースはいい成績を残しているし、距離は前走から一気に短縮するけど、大丈夫だと思っています」
-今回は同じ逃げ馬の
パンサラッサがいる。
「いつかは
タイトルホルダーがそういう場面に出くわすと思っていました。ただ、今の
タイトルホルダーだったらこなしてくれると思います」
◆
栗田徹調教師
-4歳になってから2戦2勝。
「放牧から帰ってくるごとに精神面、肉体面の
バランスが取れてきて、調教でもそのような様子がうかがえます。調整はしやすくなっています」
-レースに向けて。
「距離短縮やメンバー構成、相手関係もかなり強化される。この馬にとって越えなければならないハードルになると思います」
-メンバー構成でいうと同型の存在がいる。
「逃げて勝ってますけど、絶対に逃げなければならない馬ではありません。馬のリズムはジョッキーがつかんでくれているので、そこはジョッキーにお任せします」
-強いメンバーがそろった。
「どの馬も力はあると思っています。
エフフォーリアとは3回戦って3回とも力の差を見せつけられているけど、この馬も春に2戦して順調に来ています。成長した姿でどこまで詰められるかと考えています」
-意気込みを。
「ファン投票1位ということで責任を感じています。越えなければならないハードルもありますけど、この馬の力を信じて、最善の状態でレースに送り出してあげたいですね」
提供:デイリースポーツ