約1年1カ月ぶりに実戦復帰を果たした
北村友一騎手(35)=栗東・フリー=が26日、阪神10Rで4番人気の
オーヴァーネクサスをVへ導いた。自身復帰後31戦目にしてつかんだ久々の白星に、場内からは割れんばかりの拍手。「ホッとしました。まずはその言葉が一番に出てきますね」と笑みをのぞかせた。
同騎手は21年の5月2日阪神2Rで落馬し、椎体骨折、右肩甲骨骨折と診断され長期戦線離脱。リハビリを経て今月11日にカム
バックしていた。
「正直、もっと早く勝たないといけないと思っていました。勝てるだけの馬に乗せてもらっていたので、結果を出せない自分に歯がゆさを感じてやってきていました。きょうは新馬戦でもいい馬に乗せてもらっていて結果を出せていなかったので、ある意味開き直って騎乗できたかもしれません。改善点、修正点はたくさんあります。(今後も)至らないところを改善して、ずっと努力できる自分でありたいです」と意気込みを新たにしていた。
提供:デイリースポーツ