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【CBC賞】アネゴハダ キズナ譲りのクレバーな走り

デイリースポーツ
  • 2022年06月27日(月) 06時00分
 「CBC賞・G3」(7月3日、小倉)

 予想やPOGをする上で、種牡馬が元いた厩舎にその産駒が入った場合は、評価を一つ上げています。今回、紹介するアネゴハダはいい例。佐々木師が溺愛したキズナの子ならば“走る!”とお墨付きをもらったようなものです(あくまでも個人的な見解です)。

 そのアネゴハダ。実は厩舎に2つ上の全兄リトルクレバーがいるのですが、佐々木師いわく「性格から何から全く違う」というから血統は面白い。そのあたりは種牡馬としての逸話が多い母父ウォーエンブレムの多面性が出ているのでしょうか。母系をさかのぼると、これまた多面性のあるソヴィエトスタークリスタルグリッターズがおり、きょうだいの個性はこのあたりに要因がありそうです。

 佐々木師はこう言います。「キズナ自体はマイラー。それを能力の違いでカバーしてきた」と。では、もしもマイルを使っていたらどうなっていたのか?問うと「すごいパフォーマンスをしていたと思う。しかも東京ならなおさらね。安田記念ソングラインを見て“やっぱりな”って思った」と、娘の活躍を喜んでいました。

 種牡馬キズナについての評価は「距離の長短、芝ダートを問わず、いろんな産駒が出るものね。やはり(母父の)ストームキャットの影響が大きいと思う」と分析。産駒の走る馬の特徴を問うと「気性のいい馬だね。オンオフの切り替えがハッキリしている馬かな。キズナ自身がそうだった。普段はうるさいけど、いざ競馬に行くと何もしない。フランスに行っても平気だった」と話していました。

 最後に「アネゴハダもそう。厩舎ではやんちゃだけど、競馬に行くと真面目に走るんだ」と。格上挑戦ながらも、フィリーズR3着の実力の持ち主。父譲りのクレバーな走りで、一気に重賞タイトルを手にするかもしれません。(デイリースポーツ・松浦孝司)

提供:デイリースポーツ

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