7月3日(日)に小倉競馬場で行われる
CBC賞(GIII)に出走予定の
テイエムスパーダ(牝3、栗東・五十嵐忠男厩舎)について、追い切り後の
今村聖奈騎手のコメントは以下の通り。
「前走で
テイエムスパーダが勝った日に、阪神で騎乗していたので、すごく強い馬だという印象がありました。
(追い切りの)前日に、ずっとコンタクトを取っている
国分恭介さんへ連絡させていただき、馬の癖や、どういったところがこの馬の強みなのかを教えていただいて、馬の持ち味が活かせる騎乗を心がけたいと思ったのと、牝馬なので性格的に難しい面があると聞いていたので、まずはコミュニケーションを取って、お友達になろうという気持ちで、(追い切りは)馬に寄り添った騎乗を心がけました。
中1週ということもあり、牝馬で小倉への輸送もあるので、(追い切りは)あまり大きな負荷はかけなくていいという厩舎サイドからの指示があったので、感触を掴むことと、速いペースで流れると出ている手前の方にモタれるので、私が乗ってみてどんな感触を受けるのかを優先してほしい、と聞いていたので、それを大切にして乗りました。
単走になると乗りやすいと聞いていて、実際に乗りやすかったです。余力がある形で坂路を上がったのですが、終いは12秒1という良い時計が出ていて、やればやるほど動く、という印象を受けました。
CBC賞は
シホノレジーナに乗せていただくという話があって、
メディアの方にも大きく取り上げていただいたのですが、3勝クラスということもあり、実際に出られるかは分からなかったですし、斤量的にもっと軽い馬がいると、もしかしたらそちらに変わるかもしれないという話が出ていたので、コメントは控えさせていただいていました。
今回、正式に乗せていただくことが決まり、厩舎関係者をはじめ、馬主さん、多くの方々に感謝したいと思いますし、こういったチャンスを少しでも活かせるような騎乗をしたいと思っています。
今年のデビュー週は2場開催で、小倉でのデビューがなかったので、初めての競馬場で初めての重賞ということになるのですが、小倉の開幕週は前残りになることも多いですし、前年の開幕週の映像を見たりして、万全の状態で挑みたいと思っています。
父がもともと小倉に滞在することが多かったので、それについていって一緒に滞在することが多く、小倉は私自身好きで、思い入れのある地なので、今回はジョッキーとして仕事をしに行くので、たくさんのファンに夢と希望を与えられる騎乗をしたいと思います。
テイエムスパーダも3歳牝馬で若いですし、私も若いので、お互いフレッシュで活気ある騎乗をして、良いレースをしたいと思っています」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI