「
ラジオNIKKEI賞・G3」(7月3日、福島)
3歳馬による、夏のみちのく名物のハンデ重賞。
ボーンディスウェイは29日、美浦Wでラスト1F11秒9と馬なりながら鋭い反応を見せた。
強敵相手にもまれた経験が生きるはずだ。
皐月賞14着の
ボーンディスウェイは、美浦Wで
ライヴトパーズ、
トリプルスリル(ともに3歳未勝利)と併せ馬を行った。2頭を追走して3角過ぎから外へ出し、最後まで馬なりのままで併入。6F83秒4-38秒1-11秒9の時計を記録した。
2週続けて追い切りに騎乗した
石橋脩は「先週もいい動きだったし、今週も良かった。使うごとに良くなっています」と切れのある走りを見せたパートナーを評価する。見届けた牧師も「体調面で浮き沈みのないタイプ。いい感じだったと思います」と好感触だ。
皐月賞は外が有利の馬場と展開で、好位から内を狙った同馬にとって厳しい競馬となったが、この一戦では見限れない。2走前の
弥生賞ディープインパクト記念では、
アスクビクターモア、
ドウデュースに続き、0秒1差の3着に好走。鞍上は「
弥生賞でダービー上位馬といい競馬をしているし、力のある走りをする馬ですよ」と評価。世代上位の力はあるはずだ。
今回は福島へのコース変わりとなるが、トレーナーは「2歳の時に走っているので問題はないです」とうなずく。持ち前の機動力を生かし、タイトル奪取を目指す。
提供:デイリースポーツ