「
CBC賞・G3」(3日、小倉)
巡ってきたチャンスは逃さない。
藤懸貴志騎手(29)=栗東・フリー=が
アネゴハダとのコンビでタイトル奪取を狙う。当初予定していた酒井がケガで戦列を離れたことにより急きょ指名された“代打騎乗”。きっちりと結果で応えたい。
6月23日の1週前追い切りが初コンタクト。「いい動きで、体感以上に時計も出ていた。力を出し切ることだけ考えたい」。過去のレース映像も確認してはいたが、手綱越しに伝わる感触から改めて素質の高さを感じ取った。酒井からもレクチャーを受けており、本番への準備は万全だ。
21年でデビュー12年目。同期には先週の
宝塚記念を
タイトルホルダーで制した横山和がいる。「胸を張って同期と言えます。そんないい同期が頑張っているのを、僕も刺激にしないといけない」。華々しい活躍を見せる仲間に続きたい。
21年の
マーメイドSが自身初の重賞制覇。当時コンビを組んだ
シャムロックヒルは、
アネゴハダと同じ
キズナ産駒で、しかも同じ佐々木厩舎の管理馬。「厩務員さんまで同じですからね。縁を感じます」。見えない力も後押しに、自身2度目の重賞Vをかなえる。(デイリースポーツ・島田敬将)
提供:デイリースポーツ