「
七夕賞・G3」(10日、福島)
サマー2000シリーズの開幕戦。
ヒートオンビートが
宝塚記念除外のうっぷんを晴らす。重賞戦線で好走を続け、G1初挑戦だった
天皇賞・春でも4着に健闘した。戦ってきたメンバーを考えれば、ここでの地力上位は明らかだろう。中間に放牧を挟み、体調も安定している。引き続き池添とのコンビで、11年
桜花賞馬の
母マルセリーナに重賞タイトルを贈りたい。
同舞台の
福島民報杯を制した
アンティシペイトも有力だ。オープン昇格後は長距離重賞を使って持久力強化が著しい。国枝師は「長く脚を使えるから、ある程度ペースが流れる小回りはいいね」と意欲的。デビュー6年目の武藤を背に、重賞初Vを狙う。
福島4勝を挙げるコース巧者
ヴァンケドミンゴも参戦。2月の
関門橋S4着以来、5カ月ぶりの実戦となるが、栗東坂路の1週前追いで4F52秒3をマークし、態勢は整っている。当レースは過去2年で3、12着。三度目の正直なるか。
先行力の生きる小回りで怖い
ショウナンバルディ、昨年の
福島記念2着の
ヒュミドール、
ダービー卿CTで豪脚を発揮して2着に食い込んだ
フォルコメン、前年覇者
トーラスジェミニなども好機をうかがう。
提供:デイリースポーツ