猛暑日が続きそうな7月…。
中央競馬は、今週も「福島・小倉・函館」のローカル3場開催となります。
これからの季節は台風の影響も心配されますが、暑さもこれからが本番。体調には気をつけながら、競馬を楽しみましょう。
日曜開催の重賞は2つ。福島ではGIII
七夕賞(福島・芝2000m)、小倉ではGIII
プロキオンS(小倉・ダート1700m)が行われます。
毎週、重賞での激走馬をコンピュータ予想するこのコーナー。膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、今週はGIII
七夕賞での狙い馬を探します。
月曜日現在の登録馬は17頭。近年は1番人気が不振で、時には大荒れもある夏のハンデ戦。その分、馬券的には妙味ある一戦といえるでしょう。
それでは出走予定の馬たちをチェックしていきましょう。
まず人気上位になりそうなのが、前走の
天皇賞・春で4着だった
ヒートオンビート(牡5・栗東・友道厩舎)でしょう。重賞では常連で毎度掲示板に載る好走もしています。ここで待望の重賞タイトルを獲得しておきたいところです。
続くは、
福島民報杯(L・福島・芝2000m)で1着となっている
アンティシペイト(牡5・美浦・国枝厩舎)。前走は
七夕賞と同舞台、2着
シュヴァリエローズに5馬身差をつけて勝ったのは魅力です。
昨年、不良馬場だったGII
神戸新聞杯で2着だった
レッドジェネシス(牡4・栗東・友道厩舎)も、馬場が渋れば一気の浮上がありそう。他にも
ヒュミドール(セ6・美浦・小手川厩舎)、
モズナガレボシ(牡5・栗東・荒川厩舎)など、一発ありそうな馬が多数出走予定。混戦で馬券的妙味は十分ありそうです。
【初重賞制覇のチャンス到来】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態を反映していない現時点の予測となりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
今回、月曜日時点でAIが選出してきた本命候補は、
ヒートオンビート(牡5・栗東・友道厩舎)でした。
冒頭にも名前を挙げたように、今回は1番人気もありそうな馬。AIが人気馬を抽出するときは、堅い結果になりがちではあります。
同馬は
父キングカメハメハ、母にはGI
桜花賞を制した
マルセリーナを持つ良血馬。兄にも重賞勝ち馬の
ラストドラフトがいます。
成績はこれまで19戦4勝[4-7-3-5]。これまでの4勝はすべて芝2200m〜2400mの長距離戦。複勝率は「70%超え」という堅実なタイプです。
19年12月のデビュー戦は2着と敗れ、初勝利は5戦目となった翌年5月の京都芝2400m戦。その年に3勝を挙げた同馬は、明け4歳の1月に3勝クラスも勝ち上がりました。
その後は芝2000m以上の重賞を使い続け、昨年のGII
目黒記念、
チャレンジCではともに2着。今年になってからもGIII
中山金杯、GII
日経賞をともに3着と、勝ち味に遅いものの能力は確かなものがあります。
前走はGI
天皇賞・春でも4着と健闘しており、今回はメンバー的にも初重賞制覇のチャンス。現状でAIは、この馬が一番と判断したようです。
あとは、出走メンバー・鞍上・ハンデ・枠順などが確定後、AIの予想がどうなるか…。週末の最終予想を、ぜひ楽しみにお待ちください!
(netkeiba編集部)