「プロキオンS・G3」(10日、小倉)
ラーゴムが芝砂W重賞制覇を狙う。3歳の21年は、
きさらぎ賞を制覇してクラシック路線を歩んだが、
皐月賞13着→ダービー12着。その後は秋に
アンドロメダSこそ勝ったものの、成績は頭打ち状態。そこで陣営は2走前からダート戦へとかじを切った。
砂初戦となった
仁川Sは後方からの競馬で6着が精いっぱいだったが、2戦目の吾妻小
富士Sでは一転して先行策に。58キロを背負いながら堂々と押し切ってみせた。斉藤崇師は「多少引っ掛かってもいいと思って前に出してもらいましたが、強い勝ち方をしてくれましたね」と好内容Vに目を細める。
前走からやや間隔はあいたが、準備に抜かりはない。1週前追い切りは団野(レースは鮫島駿)を背に栗東CWで併せ馬。力強いフットワークで6F81秒8-36秒7-11秒5を刻み、
ステラリア(4歳オープン)と併入した。指揮官は「1週前なのでそれなりにやってもらった。いい併せ馬でしたし、これで(状態も)一段階上がってくれると思う」と手応えをにじませた。
再び大舞台へたどり着くために-。トレーナーは「前走に続いての小回りコース。積極的に前で運んで、重賞でも力を見せてほしいですね」と期待を込めた。
提供:デイリースポーツ