「
七夕賞・G3」(10日、福島)
得意の福島で反撃ののろしを上げる。
ヒュミドールはG1初挑戦だった前走の
大阪杯で
ポタジェから1秒9差の15着。小手川師は「力負けとなってしまいましたね」と完敗を認め、直後に放牧に出した。「レースのダメージを残さぬように放牧に出して立て直してきました。いい感じで帰ってきました。体の張りとか去年の
小倉記念の時と比べたらいい」と体調に不安はない。
まだ重賞勝ちはないが、21年の
小倉記念、
福島記念で2着とハンデのG3なら主役を張れる資格は十分だ。しかも福島コースは2戦1勝、2着1回の好相性。「福島、小倉というローカルだと崩れないですよね。3コーナーからどの馬も動く、持久戦が向いているのでしょう」と、好走の要因を分析する。
22年最大の目標は
有馬記念(12月25日・中山)。そのためにもタイトル奪取は絶対条件だ。小手川師は「オーナーはこの馬で
有馬記念に向かうのが目標なので。どこかで重賞を勝たなければ、ですね」と力を込める。ハンデ56キロにも、「56キロしかないだろうと思っていたし、問題はありません」と織り込み済みだ。年末の大一番に向け、まずはしっかりと賞金加算といく。
提供:デイリースポーツ