先週2日(土)の函館10レースでJRA通算1000勝を達成した国枝栄調教師が6日、美浦トレーニングセンターで記録達成にあたってのインタビューに応じ、「ダービーを獲りたいと思います」と今後の夢を語った。

＜国枝栄調教師のコメント＞
「(1000勝達成は)ひとつの節目と言いますか、ずっとやってきて数字としての記録が達成できて良かったです。振り返ると色々なことがありましたし、周りの皆さん、家族、厩舎スタッフやファンの方々の支えがあってやって来られました。

(調教助手時代、1980年代にドバイ奨学生制度で海外研修。今の日本馬の活躍を見て)競馬そのものが日本だけではなくてグローバルに展開する中で、その流れに日本の競馬業界がマッチして、どんどん成長してきて、世界のトップレベルになっていくのを経験できたのは良かったですね。

(海外G1を勝つアーモンドアイも厩舎から出て)やっぱり嬉しいですよね。数多の走る馬、GIを勝つ馬の中でも、ひとつ抜けていたのではないかなと...。そういう馬が厩舎から出たのは良かったなと思っています。(子供も生まれて)やはりブラッドスポーツですから、活躍した馬がまた子孫を広げていく楽しみが広がりますね。

(今後の夢、目標は)やはり競馬に携わっている人々の中にはダービーがありますからね。私もダービーはまだなので、それを獲りたいなと思います。まだ(調教師としての期間が)ありますから、頑張って夢を叶えたいと思います。応援よろしくお願いします」

(取材：大関隼)

ラジオNIKKEI