10日(日)に福島競馬場で行われる第58回
七夕賞(GIII・芝2000m)に出走予定の
ヒュミドール(セン6歳、美浦・
小手川準厩舎)について、追い切り後の
小手川準調教師のコメントは以下の通り。
「ここ2戦はさすがに強いメンバーが相手だったので、なかなかこの馬の競馬をさせて貰えませんでした。それでも、厩舎として初めてのGIを経験させて貰ったので、こういう経験をさせてくれた
ヒュミドールには感謝しています。
(
大阪杯の後は)こてんぱんにやられてしまったので、まずはレースに対するネガティブなイメージが残らないようにと考えました。牧場で完全に
リセットする感じでした。牧場で馬の雰囲気も凄く良い感じにリフレッシュして頂いたので、とても
リラックスした状態で帰ってきてくれました。
先週に併せ馬をビッシリやって、そこで気持ちが入りました。そして週末に終いを伸ばして、さらに磨き上げるような感じでした。もうその時点でほぼ出来ていたので、今日はもう調整程度というイメージで追い切りました。レースに向けて疲労も残さない程度で、良い動きだったと思います。
福島は2600mでも勝たせて貰いましたし、
小倉記念でも2着があるので、3コーナーから動きがあるようなレース形態は持久力を生かすこの馬にピッタリだと感じています。ハンデ56キロは見込んでいましたし、
ヒュミドールの実力を評価して頂いたのかなと考えています。
今まで何度も重賞勝ちのチャンスはあったのですが、勝たせることができませんでした。
ヒュミドールにはずっと厩舎を引っ張ってきてもらっていますし、勝たせてあげたいなというのが本音です」
(取材:大関隼)
ラジオNIKKEI