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【マーキュリーC】実力拮抗の好メンバー集結、ここから大舞台へ飛躍するのは…

  • 2022年07月18日(月) 11時00分
 7月18日(月)に盛岡競馬場で行われるマーキュリーカップ(3歳上、JpnIII、ダ2000m)。副称の『メイセイオペラ記念』は、1998年の当レースを制するなど全国の重賞で活躍したメイセイオペラに敬意を表し2017年から付記されている。

 夏競馬に入り中央・地方ともに古馬中長距離のビッグレースが無いため、実力拮抗の好メンバーが揃う傾向。秋の大舞台へ向けてこのレースから飛躍するのはどの馬か。

 主な出走馬は以下の通り。

ケイアイパープル(牡6、栗東・村山明厩舎)

 オープン昇級後は振るわなかったが、昨年の阿蘇Sを勝利して以降は掲示板を外しておらず、佐賀記念で重賞初制覇を飾るなど充実期に入った。前々走のアンタレスSはハイペースを先行して5着であれば内容は悪くなく、前走の平安Sは勝利したのがテーオーケインズで相手が悪かった印象。賞金を加算して秋の大舞台へ弾みを付けたいところ。

バーデンヴァイラー(牡4、栗東・斉藤崇史厩舎)

 半姉にマルシュロレーヌがいる超良血馬。デビューから順調に勝利を重ねて、ダートで敗れたのは2回のみ。重賞初挑戦の前走アンタレスSは速い流れを先行したこともあり15着に大敗したが、前々走の総武Sではほとんど馬なりのまま2馬身半差で快勝。前走は少々負けすぎの感じもあり、一息入れて立て直した今回は巻き返しを期す。

メイショウカズサ(牡5、栗東・安達昭夫厩舎)

 初勝利は9戦目と遅かったが、そこから4連勝でオープン入り。昇級後の3戦は着順を落としたが、昨年のプロキオンSでは高速馬場を味方に付けレコードV。秋には白山大賞典を再びレコードで制し、浦和記念も人気に応えて快勝した。全7勝のうち5勝が重・不良馬場で、脚抜きが良く時計の速い馬場であればより良いだろう。

ノーヴァレンダ(牡6、川崎・内田勝義厩舎)

 2歳時に3連勝で全日本2歳優駿を制したが、以降は勝ち星を挙げられず昨年の阿蘇Sを最後に地方競馬へ移籍。初戦の生田OPはクビ差2着に敗れるも、2戦目のスパーキングオールスターチャレンジで3年ぶりの勝利を飾った。この勝利をきっかけに完全復活し、報知オールスターカップダイオライト記念と重賞を連勝中。ここも勝利して秋は大舞台へ名乗りを挙げたいところ。

ギガキング(牡4、船橋・稲益貴弘厩舎)

 ホッカイドウ競馬でデビューし、2歳秋に当地の南部駒賞で重賞初制覇。3歳時は船橋へ転厩し南関クラシック路線を沸かせ、秋には再び盛岡に遠征。14頭中10頭が重賞勝ち馬という超豪華メンバーで行われたダービーグランプリを制して、地方3歳No.1の座に輝いている。2戦2勝と相性の良い舞台でダートグレード競走初制覇を狙う。

 他にも今年の川崎記念2着馬エルデュクラージュ(セン8、船橋・川島正一厩舎)、連勝中のテリオスベル(牝5、美浦・田島俊明厩舎)、2019年の全日本2歳優駿の勝ち馬ヴァケーション(牡5、岩手・畠山信一厩舎)など見応えあるメンバーが揃った。

 発走は7月18日(月)の18時15分。

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