7月18日(月)に
盛岡競馬場で行われる
マーキュリーカップ(3歳上、JpnIII、ダ2000m)。副称の『
メイセイオペラ記念』は、1998年の当レースを制するなど全国の重賞で活躍した
メイセイオペラに敬意を表し2017年から付記されている。
夏競馬に入り中央・地方ともに古馬中長距離のビッグレースが無いため、実力拮抗の好メンバーが揃う傾向。秋の大舞台へ向けてこのレースから飛躍するのはどの馬か。
主な出走馬は以下の通り。
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ケイアイパープル(牡6、栗東・村山明厩舎)
オープン昇級後は振るわなかったが、昨年の
阿蘇Sを勝利して以降は掲示板を外しておらず、
佐賀記念で重賞初制覇を飾るなど充実期に入った。前々走の
アンタレスSはハイペースを先行して5着であれば内容は悪くなく、前走の
平安Sは勝利したのが
テーオーケインズで相手が悪かった印象。賞金を加算して秋の大舞台へ弾みを付けたいところ。
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バーデンヴァイラー(牡4、栗東・
斉藤崇史厩舎)
半姉に
マルシュロレーヌがいる超良血馬。デビューから順調に勝利を重ねて、ダートで敗れたのは2回のみ。重賞初挑戦の前走
アンタレスSは速い流れを先行したこともあり15着に大敗したが、前々走の
総武Sではほとんど馬なりのまま2馬身半差で快勝。前走は少々負けすぎの感じもあり、一息入れて立て直した今回は巻き返しを期す。
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メイショウカズサ(牡5、栗東・
安達昭夫厩舎)
初勝利は9戦目と遅かったが、そこから4連勝でオープン入り。昇級後の3戦は着順を落としたが、昨年のプロキオンSでは高速馬場を味方に付けレコードV。秋には
白山大賞典を再びレコードで制し、
浦和記念も人気に応えて快勝した。全7勝のうち5勝が重・不良馬場で、脚抜きが良く時計の速い馬場であればより良いだろう。
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ノーヴァレンダ(牡6、川崎・
内田勝義厩舎)
2歳時に3連勝で
全日本2歳優駿を制したが、以降は勝ち星を挙げられず昨年の
阿蘇Sを最後に
地方競馬へ移籍。初戦の生田OPはクビ差2着に敗れるも、2戦目のスパー
キングオールスターチャレンジで3年ぶりの勝利を飾った。この勝利をきっかけに完全復活し、
報知オールスターカップ、
ダイオライト記念と重賞を連勝中。ここも勝利して秋は大舞台へ名乗りを挙げたいところ。
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ギガキング(牡4、船橋・
稲益貴弘厩舎)
ホッカイドウ競馬でデビューし、2歳秋に当地の
南部駒賞で重賞初制覇。3歳時は船橋へ転厩し南関クラシック路線を沸かせ、秋には再び盛岡に遠征。14頭中10頭が重賞勝ち馬という超豪華メンバーで行われたダービー
グランプリを制して、地方3歳No.1の座に輝いている。2戦2勝と相性の良い舞台でダート
グレード競走初制覇を狙う。
他にも今年の
川崎記念2着馬
エルデュクラージュ(セン8、船橋・
川島正一厩舎)、連勝中の
テリオスベル(牝5、美浦・
田島俊明厩舎)、2019年の
全日本2歳優駿の勝ち馬
ヴァケーション(牡5、岩手・
畠山信一厩舎)など見応えあるメンバーが揃った。
発走は7月18日(月)の18時15分。