先週に引き続き、福島、小倉、函館の3場開催となりますが、今週で函館競馬は最終週。重賞は土曜日に函館2歳S(GIII)、日曜日に函館記念(GIII)が行われます。

　その2レースから、今週は函館記念をピックアップ。波乱続きの難解ハンデ戦を予想していきましょう。

　近2年は二桁人気馬が2頭ずつ馬券に絡み大波乱となっている函館記念。特に一昨年は三連単「343万馬券」と驚愕の配当が飛び出しました。

　今年もハンデ戦らしく、大荒れ必至のメンバー構成。人気が割れる分、どの馬から入っても当たれば好配当が期待できるかもしれませんね。

　そんな馬券的にも楽しみな一戦を、妙味重視のAIはどう予想するのか…。人工知能によって弾き出された、注目馬をご紹介します。

◆大荒れ必至も選ばれたのは…

　今週の函館記念でAIが本命に抜擢したのは、人気になることが予想されるサンレイポケットでした。

　6歳夏の新潟大賞典で重賞初勝利。デビューから3年目での重賞制覇は、遅咲きといってもいいでしょう。

　基本的に後方から差す競馬を得意としており、それ故に差し損ねることもしばしば。新潟大賞典にしても、上がりがかかったことで届いたことは否めません。

　新潟大賞典以降は重賞を7戦消化しましたが、連対は「0」。パッとしない成績が続いており、今回も条件的にハマるかが大きなポイントとなりそうです。

　ただ、近走を振り返ってみても惨敗はしておらず、末脚は堅実。悪くいえば相手なりともとれますが、GIレースである天皇賞・秋、ジャパンCでも強豪相手にどちらも4着と健闘していますから、持っているポテンシャルは相当高いと思われます。

　問題は今回そのポテンシャルが発揮できるかという事になりますが、その可能性は十分でしょう。

　函館は先週Bコースに替わり、今週で2週目に突入。距離ロスのない内側から荒れていくのは当然ですから、外差しが決まることに期待したいところですね。

(netkeiba編集部)