重賞未勝利ながら、2021年京都競馬場主催の「
アイドルホースコンテスト」で1位となり、ぬいぐるみ化されるなど、ファンのあいだで根強い人気を持つ
ヨシオが福島競馬場で誘導馬を目指し第二の馬生をスタートさせることが、netkeiba編集部の取材でわかった。
ヨシオは
父ヨハネスブルグ、
母フローラルホーム、母
父ケイムホームという血統。2015年の
ブリーズアップセールで486万円で購入され、通算78戦6勝(うち地方3戦0勝)という成績を残した。
2015年7月のデビュー以降、ほとんど休みなく走り続け、地道に勝利を重ね、オープン馬にのぼり詰めた。2020年の
ジャニュアリーSでオープン勝ちした以外に、2018年には盛岡・
マーキュリーCで4番人気2着、佐賀・
サマーチャンピオンでは1番人気3着など、交流重賞でも存在感を示した。
アーモンドアイのラストランとなった2020年
ジャパンCに出走(15着)後、連闘で翌週の
チャンピオンズCにも出走(16着)したことでも話題に。2021年には障害競走にもチャレンジするなど、芝、ダート、平地、障害、中央、地方とカテゴリーやフィールドを問わない活躍を見せ、今年4月の
京葉S(9着)を最後にターフに別れを告げた。
引退後、馬事公苑を経て7月上旬に福島競馬場に移動。現在は誘導馬としてデビューすべく、トレーニングを重ねている。なお、一般ファンへの公開は行っていない。netkeibaでは後日、続報を綴った密着コラムの公開を予定している。