◆2億7000万円馬ダノンザタイガーが2戦目で決める！ (20日・森元)

　8月13日の新潟2R・2歳未勝利(芝1800m)を予定しているダノンザタイガー(牡2歳、美浦・国枝)がこの日、美浦Wで5F69秒3-12秒0を馬なりでマーク。数字こそ地味でも手応えは抜群で、手綱を緩めればはじけそうな雰囲気だった。当歳セレクトセールで、2億7000万円(税抜き)で取引された一頭。単勝1.4倍の新馬戦は2着に終わったが、勝ち上がりに向けて調整は順調だ。

◆調教初期段階からキラリ　良血トレチーメにくぎ付け(20日・浜口)

　ラブリーデイ(15年天皇賞・秋など重賞6勝)、今年の目黒記念馬ボッケリーニの半弟にあたるトレチーメ(牡2歳、栗東・中内田、父モーリス、母ポップコーンジャズ)は雄大なフォームが印象的。この日は栗東CWで軽めのキャンター程度の調整だったが、四肢を大きく使えてバネも利いていた。調教初期の現段階でも非常にいい雰囲気だ。

◆姉は2歳女王　美浦坂路で軽快レーベンスベルーフ(20日・石渡)

　18年阪神JFなど重賞を6勝したダノンファンタジーの異父妹のレーベンスベルーフ(牝2歳、美浦・黒岩、母ライフフォーセール)が入厩。この日は美浦坂路を17秒台のキャンターで駆け上がった。全体的な緩さを残している一方、フットワークは軽快そのもの。父がディープインパクトからハーツクライに替わりどんな成長曲線を描くのか、今後の動向に注目だ。

◆ミッキーロケット産駒アイサマンが来週新潟で初陣へ(20日・安里)

　新種牡馬ミッキーロケットを父に持つアイサマン(牝2歳、栗東・藤岡、母ガラディナー)は、31日の新潟6R新馬(芝1400m)でデビュー予定。「今週は重たい馬場状態だったが、攻め駆けする3歳馬にしっかり食らいついていた。スピードがあるし、初戦からやれそう」と仲田助手の感触も悪くない。

◆母はクイーンS覇者　ウインオーディン仕上がり順調(20日・石堂)

　母に09年クイーンS覇者ピエナビーナスを持つウインオーディン(牡2歳、美浦・鹿戸、父エピファネイア)がこの日、美浦Wで追い切られ6F88秒1-40秒8-12秒1をマーク。しっかりとした脚勢で、ラストは数字以上に切れを感じさせる動きだった。これまでも楽な手応えでシャープに駆けており、順調な仕上がりが目を引く。

◆札幌ダートで初陣Vへ　エコロドゥネスに陣営好感触(20日・常木)

　土曜札幌5R新馬(ダート1700m)でデビューを迎えるエコロドゥネス(牡2歳、美浦・加藤征、父ヘニーヒューズ、母レディシャツィ)に師が好感触。「1本目の調教から動けていたし、反応や息遣いもいい。血統面を考えてまずはダートを使う。少し他馬を気にするので、自分から動いて行くような競馬をしたい」と展望を語った。

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提供：デイリースポーツ