競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
美浦に帰ってきてから最初のPOGブログ。5時調教ということもあって、朝は過ごしやすいのですが、9時前くらいからは日差しが強くなり、函館では経験できなかった暑さが…。それでも諸先輩方からは「あの35度を超えまくっていた週に比べれば大したことないよ」と言ってくれるのですが、その暑さを経験していない筆者にとっては十分に暑いのです。人間もつらいのですから、当然馬も大変ですよね。どの馬もまずは無事にこの夏をしのいで実りの秋を迎えてほしいです。
世代最初の重賞だった
函館2歳Sは
ブトンドール(牝、
池添学)が勝利。函館の2歳戦を勝ちまくっていた鮫島駿でしたが、締めもしっかり飾りましたね。お見事でした。
函館の新馬で注目を集めていたのは17日にデビューした
キングズレイン(牡、手塚)でしたが3着。横山武もレース後にコメントしていたように、少しかわいそうな馬場になってしまいましたね。素質の一端は示したと思います。個人的には
ジェンティルドンナの新馬戦を見た時と同じような感覚を思い出していました。次走は2回札幌開催の後半を検討しているとのこと。楽しみですね。
東京の新馬戦を勝って
ダリア賞(8月6日・新潟、芝1400m)を目標にしていた
クラックオブドーン(牡、中舘)は体調を崩してこれを回避。北海道の追分Fリリーバレーに放牧されるとのこと。それほど重いものではないようなので、復帰できる日を心待ちにしたいです。
ダノンベルーガの半妹となる
コスタレイ(牝、池上、父
ドゥラメンテ、
母コーステッド)が美浦に入厩してきました。その半妹も先日のセレクトセールで2億3100万円(税込み)という高値で取引され、注目度が上がっている血統ですね。まずはゲート試験を目指すとのこと。
今週で福島開催が終了し、来週からは第2回新潟開催が始まります。関東馬は後半の第3回開催(8月13日〜9月4日)に良血馬が多く出走してくるようですので、来週は新潟開催デビュー予定の馬をまとめてご紹介できればと思っています。(馬三郎美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ