「アイビスサマーダッシュ・G3」(31日、新潟)
夏の新潟開幕を飾る恒例の“千直”重賞。22年もスピード自慢が顔をそろえたが、中心は5月の韋駄天Sを完勝した
マリアズハートだ。この舞台では過去2戦2勝と負けなし。いずれも有利とされる外枠(16番枠)ではあったが、力強く馬群から抜け出した走りからも、適性の高さに疑う余地はない。両レースで手綱を取り、コンビ相性のいい菊沢も「直線競馬はコーナーがないので伸び伸び走れるのが合っているようです。重賞でもチャンスだと思うし、あとはいい枠を引きたいですね」と楽しみにする。
21年の覇者
オールアットワンスに巻き返しムードが漂う。3カ月ぶりの前走・韋駄天Sは6着。10キロの馬体増に加え、枠順も厳しい内め4番枠。中団のまま伸び切れなかったが、それでも0秒4差なら悲観する必要はないだろう。使ったことで型通りに良化。中舘師も「体調も上向いている感じがする」と連覇へ向けて視界良好だ。
22年で4年連続での参戦となる
ライオンボス。過去3回が1・2・2着と相性抜群の舞台だけに、近況がひと息でも軽視は禁物。約1年ぶりに復帰する
アヌラーダプラも、香港の名手・ホーが騎乗するとなれば注意が必要だ。
CBC賞で重賞初騎乗初Vの偉業を達成したルーキー・
今村聖奈(
オヌシナニモノ)と、1年ぶりの重賞舞台となる藤田菜七子(
スティクス)も参戦。JRA重賞では99年新潟3歳S(細江純子、山本泉=新潟所属)以来23年ぶり2度目、JRA所属同士では初となる女性ジョッキー対決にも注目だ。
提供:デイリースポーツ