「アイビスサマーダッシュ・G3」(31日、新潟)
16日の函館1Rで、POG指名馬
サンライズフォルスがV。人気の白毛馬
アオラキ(3着)のファンの方々には申し訳ないが、実際に自分の目で見て選んだ
マクフィ産駒の勝利は格別だった。
だが…好事魔多し。羽月師に今後の見通しをうかがうと「お休みすることになりました」とやや鈍い返答が。個人的には、
札幌2歳Sが有力とみていたが、「僕もそう考えていましたが、右膝を骨折してしまいました」と非情宣告を受けた。
もはや、驚異の回復力に期待するしかないが、このやり場のない思いは
アイビスSDで連覇を目指す、
マクフィ産駒の
オールアットワンスに晴らしてもらおう。同じ父ながらも、栗毛でムチッとしたボディーの
サンライズフォルスとは似ても似つかない見た目だが、天性のスピードは新潟の千直にマッチ。22年夏も快速ぶりを見せてくれるはずだ。
ミスプロ系種牡馬の父
マクフィは、仏G1のジャック・ル・マロワ賞で父ドバウィ、祖父ドバイミレニアムとの親子3代制覇を成し遂げたマイラー。日本での産駒は“母系の良さを引き出す”傾向があり、芝・ダート・距離を問わずオール
マイティーな活躍を見せている(ちなみに、芝9Fを勝った
サンライズフォルスは母父が
ハーツクライでした)。
母シュプリームギフトは芝6Fで4勝を挙げたス
プリンターで、13年
函館スプリントSでは
パドトロワの2着に好走。母の長所であるスピードを
マクフィがうまく引き出した。また、
オールアットワンスの1つ下の半妹
プレサージュリフト(父
ハービンジャー)が22年の
デイリー杯クイーンCを制したことで、牝系の評価はアップ。さらなる発展が見込める、活力ある一族と言えるでしょう。
提供:デイリースポーツ