7月26日に
船橋競馬場で行われる
習志野きらっとスプリント(SI、3歳上、ダ1000m)。2011年に創設されたレースで、
地方競馬で行われる1000m以下の超短距離重賞をシリーズ化した『
地方競馬スーパース
プリントシリーズ』の
ファイナルラウンドとして行われる一戦。
NAR
年度代表馬に2度輝いた
ラブミーチャンが創設年から3連覇を達成し、2014年には船橋1000mで無類の強さを誇った
ナイキマドリードが優勝。ダート
グレード競走2勝の実績を持つ
ノブワイルドが2019年、2020年に連覇するなど、過去の優勝馬には
地方競馬を代表する快速馬が名を連ねる。
創設当初はSIIIだった格付けも、2018年にSII、2020年にSIへと異例の早さで格上げされ、名実ともに地方所属の短距離馬にとって目標となるビッグレースへと成長した。
主な出走馬は以下の通り。
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コパノフィーリング(牝5、船橋・
新井清重厩舎)
1000m以下の距離では
JRA時代も含めて【4-1-1-0】と圧倒的な成績で、昨年の当レースも3馬身差の圧勝で重賞初制覇。今年の
船橋記念は、スタートで後手を踏み揉まれる形になったことが大きく、スムーズに運べれば2、3番手に控えるかたちでも勝利実績がある。前走で重賞3勝目を飾り、連覇に向かって勢い十分。
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ギシギシ(牡4、大井・
栗田裕光厩舎)
3歳春までは目立った実績を残せなかったが、古馬になって急成長を見せている。準OPにあたるA2格付から格上挑戦で挑んだ
東京スプリントで、
JRA勢を相手にタイム差なしの3着に好走。重賞初挑戦ながら実力が既に地方トップクラスであることを証明した。その後は自己条件と準重賞を貫禄勝ち。前走で船橋コースの経験も積み、重賞初制覇へのお膳立ては整った。
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キモンルビー(牝5、船橋・
川島正一厩舎)
JRA所属時は地方交流戦を含め11戦して未勝利に終わったが、地方に移籍すると素質が開花。高知で4勝を挙げて船橋へ移籍すると、高知時代から数えて12連勝を達成し、重賞の
船橋記念を制した。その後は2・2・3着に敗れ、あと一歩の競馬が続くが、
船橋記念と同条件の舞台で惜敗続きにピリオドを打ちたいところ。
他にも短距離重賞2勝の
カプリフレイバー(牡5、船橋・
稲益貴弘厩舎)、日本海ス
プリント覇者
ナムラムツゴロー(牡7、愛知・
坂口義幸厩舎)、佐賀がばいダッシュの勝ち馬
ロトヴィグラス(牡7、佐賀・
真島元徳厩舎)などが出走する。
発走は7月26日(火)の20時05分。