17年、18年の勝ち馬である
アエロリット、
ディアドラをはじめとして、夏のローカルGIIIにしてはメンバーが揃うことが多い牝馬限定重賞。札幌は比較的コーナーが緩く、かつ平坦なコースであるから、他のローカルと比べると適性より地力がものを言いやすい。
1.前走敗れた馬が巻き返す
過去10回で、前走1着馬は[2-1-1-27]で複勝率12.9%と苦戦傾向。対して、前走6〜9着だった馬は[3-3-3-16]で複勝率36.0%、前走10着以下は[2-2-3-30]で複勝率18.9%。前走敗れていた馬が巻き返してくるケースが多い。
2.軸は4歳以下から
過去10回で、3歳馬は連対率16.7%、4歳馬は25.0%なのに対し、5歳馬は12.2%、6歳馬は9.5%。5歳馬は過去10回中7回で3着になっており紐でマークは必要だが、軸は4歳以下から選ぶのが良さそう。
3.開幕序盤のスピード勝負
20年の覇者
レッドアネモスはそれまでにマイルで2勝、19年の覇者
ミッキーチャームはマイル重賞の勝ち馬、17年の覇者
アエロリットはマイルGI馬だった。開催序盤に行われるため基本的にはスピード勝負となり、より短い距離に実績がある馬が活躍傾向。
スライリーは成績にムラがあるタイプではあるが、昨年の
秋華賞で5着、今年の
中山牝馬Sで惜しい4着など重賞に入っても見劣らない能力があるのは確か。前走のメイSの内容からして直線が短い一周コースに替わるのは良さそうで、巻き返しに期待。