今週からは「新潟・札幌」のローカル2場開催となります。
重賞は日曜日に2つ。直線競馬でお馴染みのGIII・アイビスサマーダッシュ(新潟・芝1000m)と、牝馬のGIII・
クイーンS(札幌・芝1800m)が行われます。
毎週重賞での激走馬をコンピュータ予想するこのコーナー。膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、今週はアイビスサマーダッシュでの狙い馬を探します。
月曜日現在の登録馬は26頭。多くの除外馬が出そうですが、今年はフルゲート18頭立てのレースが見られそうです。
新潟の直線1000m戦は枠順によって有利不利の出やすいレースで、スピード自慢のメンバーによる熱戦はときに大荒れする可能性を秘めています。
何が起こるかはわからない夏の重賞戦線。しっかりと出走予定の馬たちをチェックしておきましょう。
まずは上位人気になりそうな馬としては、
マリアズハート(牝6・美浦・
菊沢隆徳厩舎)があげられるでしょう。昨年の
ルミエールオータムダッシュ(L・新潟・芝1000m)と前走の韋駄天S(OP・新潟・芝1000m)を勝利しており、ここは目標の舞台といえそうです。
相手としては、まず昨年の勝ち馬
オールアットワンス(牝4・美浦・
中舘英二厩舎)。前走休み明けだった韋駄天Sでは6着と負けていますが、叩いた効果で前進はあるでしょう。
さらに、このレースを3年連続連対中の直線巧者
ライオンボス(牡7・美浦・
和田正一郎厩舎)。ほかにも前走3勝クラスの新潟直線競馬を好タイムで勝っている
トキメキ(牝5・美浦・
斎藤誠厩舎)、同じく前走3勝クラス・函館の
UHB杯を逃げ切っている
マウンテンムスメ(牝4・美浦・中野栄治厩舎)など、スピード自慢の快速馬が集結します。
枠順によって人気順も大きく異なりそうですが、混戦模様で馬券としては妙味ある一戦となるでしょう。
【13戦連続馬券外の伏兵をチョイス】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態を反映していない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
そして今回、月曜日時点でAIが選出してきた本命候補は、なんと
ビリーバー(牝7・美浦・
石毛善彦厩舎)でした。
2年前のアイビスサマーダッシュでは、9番人気3着と波乱を演出した馬。それ以来、これまで13戦連続で馬券にはなっていません。
昨年の同レースに出走していますが、7番人気11着という結果。今回も人気薄になる可能性は極めて高いといえるでしょう。
同馬は父
モンテロッソ、母は
デイドリーマー(母
父ネオユニヴァース)という血統。これまで[4-3-9-28]という成績を残しています。
デビューから短距離中心に使ってきた馬で、勝ち鞍の4勝はすべて芝1200m戦。1000mでは前半の位置取りも重要なため、今回もそのあたりがポイントになりそうです。
一昨年のアイビスサマーダッシュでは上手く外目に持ち出し、メンバー最速「32.0秒」の上がりを披露。これ以降は13戦連続で馬券圏外となっていますが、前走の韋駄天Sでは1着
マリアズハートから0.2秒差の4着と好走はできていました。
今回も乗り慣れた
杉原誠人騎手が騎乗することになりそうで、外枠でも引けば復活の可能性は十分。スムーズに捌ければ再び「究極の末脚」を見せてくれそうです。
ビリーバーの馬名意味は「信じる者」。はたして、信じる者は救われることとなるのでしょうか?
あとは、出走メンバー・鞍上・枠順などが確定後、どのようにコンピュータ予想が変わるのか…。週末の最終AI予想もぜひ楽しみにお待ちください!
(netkeiba編集部)