「
レパードS・G3」(7日、新潟)
半兄に
東京大賞典4連覇中の
オメガパフュームを持つ
ホウオウルーレットが重賞初制覇を狙う。デビューから2連勝のあと、
伏竜S5着、青竜S2着と足踏みが続いた。目標にしていた
ジャパンダートダービーを除外されたため、自己条件の
いわき特別(2勝クラス)に目標を切り替えることになった。
古馬と初対戦となったが、道中は中団待機から4コーナーで大外を豪快に進出すると、そのまま突き抜けて後続に5馬身差の圧勝劇。栗田師は「出入りの激しい競馬で、ポジション的にも決して楽ではなかったが、それでいてあの結果ですからね。力がなければできない芸当で、改めて能力の高さを感じました」とポテンシャルを再認識したという。
今回は中2週での参戦。この間隔の短さは初体験のローテとなるが、指揮官は「前走は抜け出してから最後は流すような感じだったので反動はなかった。この中間も在厩でうまく調整できていますよ」ときっぱり。体調面に不安は全く感じられない。7月28日の1週前追い切りは、美浦Wを単走で6F87秒4-38秒7-11秒8をマーク。馬なりだったが、時計以上に動き&気配の良さを感じさせる内容で、さらに力強さが増している印象だ。
秋のさらなる飛躍を期すだけに、ここできっちりとタイトルを手にしたいところ。トレーナーも「馬体も緩く、まだこれからの馬。でも3歳馬同士なら」と期待の大きさを隠さない。夏の新潟で偉大な兄に近づく第一歩を刻みたい。
提供:デイリースポーツ