「
レパードS・G3」(7日、新潟)
これまでに挙げた3勝は全て、後続に5馬身以上の差をつける圧勝劇。自身の能力の高さを勝ちっぷりで示してきた
ホウオウルーレットが3日に初タイトル奪取へ向け、美浦Wで力強く弾んだ。
エクレルシー(4歳3勝クラス)を7馬身追走して直線は内に潜り込むと、ビッシリ馬体を合わせて6F81秒7-37秒9-12秒3で併入。直線で手前を変え切れなかった分、手応え的に見劣ったが、三浦助手は「少し重めかなと思った前走時に比べて息遣いは良かったし、動きも良かった」と合格点をつけた。
3戦目までは積極的な競馬だったが、4戦目の青竜Sが初めて控える形で2着。あの経験が前走の豪快Vにつながった。同助手は「気性が素直で、操縦性の高い馬」とセンスの良さを評価。「乗った感触からは左回りの方が合うと思う」と、初の新潟コースも問題なしという
ジャッジだ。
「体の成長がもう一段階あるはずで、現状は持っているものだけで走っている感じ。それでも、
アルクトスのレベルにある馬。どこまでやれるか見てみたい」。厩舎の先輩G1馬を引き合いに出したように、期待は膨らむばかり。古馬と激突する秋の飛躍に向けて、同世代の戦いで落とすことはできない。
提供:デイリースポーツ