「新馬戦」(7日、札幌)
昨年8月2日に天国へ旅立った重賞2勝馬
メイショウベルーガを母に持つ
メイショウネムノキ(牝2歳、父
ロードカナロア、栗東・池添兼)が、7日の札幌5R(芝1800メートル)でデビュー。母だけでなく、兄テンゲンや姉
ミモザも手掛けてきた池添兼師にとっては、思い入れの深い一頭だ。
「
ロードカナロアだけど、胴が長いから距離は持つと思う。ただ、やっぱり奥手な血統だからね」と池添兼師は、現状はまだ成長途上という評価。最終追い切りにまたがった池添も「まだまだこれからの馬。使ってどれだけ良くなってくるか」と慎重な
ジャッジだ。
それでも、母の背を知る鞍上が「走り方は
ベルーガに一番似ている」と素質を評価すれば、指揮官も「最後の子だからね。もちろん楽しみですよ」と期待十分。来年2月に定年を迎える指揮官の夢を託された名牝の忘れ形見が、北の大地でベールを脱ぐ。
提供:デイリースポーツ