「2歳新馬」(6日、新潟)
素質馬がそろった芝1800メートルの一戦は、『ウマ娘』でおなじみのサイバーエージェント社長・藤田晋氏が、昨年の1歳セレクトセールで1億7600万円(税込み)で競り落とした1番人気
フェイト(牡、栗東・矢作)が、単勝1・5倍の圧倒的な支持に応えて完勝発進。
5番手追走から直線は馬場の真ん中を楽な手応えで抜け出し、1分48秒1のタイムで2着の6番人気ノエマに5馬身差をつけた。
父は同じく矢作厩舎で
ドバイターフを制した
リアルスティール。伯
母サロミナは独
オークスの勝ち馬、いとこに
有馬記念2着の
サラキアや
朝日杯FSの勝ち馬
サリオスがいる血統。
父の背中も知る
福永祐一騎手は「駐立は悪かったけど、うまく出てくれた。いいところで競馬ができたし、追ってからもしっかり伸びてくれた。いい内容だったね。お父さんにはあまり似てないかな。向こうは気が入りやすかったけど、こっちはおとなしいし、性格もいいので距離を持たせやすい」と能力を絶賛。
続けて「まだトモが甘いので成長曲線は早い方じゃないけど、素質の高さは見せてくれた。じっくり育てていけば、クラシックに乗っていけると思う」と将来を見据えた。
さらに1馬身差の3着には4番人気の
コスモバラタが入った。
提供:デイリースポーツ