「
小倉記念・G3」(14日、小倉)
母は12年に牝馬3冠を達成し、G1・7勝を飾った
ジェンティルドンナ。父はG1・6勝
モーリス。超良血の
ジェラルディーナが、灼熱(しゃくねつ)の小倉で重賞初制覇を狙う。
前走の
鳴尾記念ではメンバー最速タイの上がり3F33秒6の末脚を繰り出し、勝ち馬に半馬身差の2着まで迫った。重賞でなかなか結果が出なかったが、牡馬を相手に好走したことでタイトル奪取は目前と言っていい。斉藤崇師は「順調に乗り込んできました。(1週前追い切りは)ゴールを過ぎてからの感じも良かったし、これであと一段階、体の使い方が良くなってくれればと思います」と順調な調整過程に納得の表情を浮かべる。
前走は課題のスタートこそ決めたが、行き脚が付かず後方3番手から。さらに勝負どころでも、いくらかズブさを見せていた。主戦の福永は「以前はもう少し切れましたけどね。ズブくなってきたのは確か。それでもゲートの心配はなくなってきたし、長くいい脚は使えた。それに左回りだと外に張る面がある。その点、右回りの方がいいです」と前向きに分析する。
偉大なる母に近づくために-。2戦2勝と相性のいい小倉で重賞制覇を決めて、実りの秋へとつなげていく。
提供:デイリースポーツ