「
関屋記念・G3 」(14日、新潟)
目下2連勝と復調著しい
ウインカーネリアンが、初の重賞タイトル奪取で完全復活を目指す。21年4月の
ダービー卿CTを右前挫石で取り消してから、爪の不安で約1年の長期休養を余儀なくされた。3月の
六甲Sで復帰すると、逃げて0秒6差の6着に奮闘。健在ぶりをアピールすると、続く
谷川岳S、
米子Sとリステッド競走を連勝。いよいよ軌道に乗ってきた。「ようやく脚元を気にしなくて済むようになったのが大きいね。今は全く不安がなくなったよ」と鹿戸師の表情も明るい。
3日の1週前追い切りは美浦Wで3頭併せ。最内から馬なりのまま楽々と併入し、6F83秒7-36秒9-11秒3をマーク。「結構ヤンチャだったけど、だいぶ大人になってきたよ」とトレーナー。5歳となり、いよいよ本格化の兆しを示してきただけに、確かな成長ぶりを頼もしく見つめる。
久々の重賞チャレンジにも「ここ2戦は自分で競馬をつくって強い内容。速い流れにも対応できたのは大きい。今にして思えば、(長期の戦線離脱は)この馬にはいい休養になったみたいだね。いい状態で臨めそうなので頑張ってほしい」と指揮官の期待は大きい。サマーマイルシリーズ制覇へ、初タイトル奪取で復活をアピールする。
提供:デイリースポーツ