先週水曜、ニュージーランドのケンブリッジ競馬場で落馬負傷し、重篤な状態に陥っていた日本人騎手の柳田泰己騎手が現地時間9日、亡くなったことがわかった。
オーストラリアの一般紙「ヘラルドサン」の電子版が報じた。
最終レースでテアタトゥパッシュに騎乗していた同騎手はゴールから約250mの地点で落馬。その際、頭と脊椎に深刻な損傷を受け、落馬負傷した時点で意識がなかったという。病院に搬送される前に人工的な昏睡状態の処置がとられ、現地病院の集中治療室に入って治療を受けていた。
ニュージーランドを拠点に活動し、「
タイガー」の愛称で多くの関係者から愛されていた柳田騎手は日本生まれの28歳。今年で5シーズン目の滞在で、42勝をあげていた。キャリア通算でも、G2ウェスト
ベリークラシックやG3
サンラインヴァーズなどステークス競走3勝を含む162勝をあげた。