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小倉記念・G3」(14日、小倉)
水曜追いが主流の中、予定通りの火曜追いだ。
マリアエレーナは9日、左回りの栗東CWで脚慣らしに1周するとペースアップ。6F85秒2-38秒0-11秒4。軽快に大外を回ったので全体時計は平凡だったものの、ラスト1Fは鋭く切れた。
「うちの厩舎は普段も火曜追いをしますから。それに今回は小倉なので前日、土曜の輸送。追い切った後のケアをしたいので」と高島助手は意図を説明。「先週しっかり負荷をかけてあるので軽めは予定通り。反応は良かったし、活気があってフレッシュな状態です」と仕上がりの良さに目を細めた。
前走の
マーメイドSは、中間に外傷があり、順調さを欠く中で2着と好走。自信を深めたレースの後は短期放牧を挟んで帰厩した。「今回の方が順調ですからね。一生懸命に走るタイプですが、昨年の秋あたりからレースを使っても反動が出なくなった。何の不安もありません」と万全の態勢を強調した。
ハンデの54キロについても、「妥当なところです。今の状態なら高速決着にも対応できるはずですし、馬場が渋ってもこなせる」と同助手。「秋に向けてひとつタイトルを」という強い思いを胸に、重賞初制覇へ挑む。
提供:デイリースポーツ