「
小倉記念・G3」(14日、小倉)
2年目の
松本大輝騎手(19)=栗東・森=が、自身初の重賞舞台に燃えている。
小倉記念でコンビを組むのは
ピースオブエイト。当初は同馬主の
ヒンドゥタイムズに騎乗予定だったが、斤量の都合でホーと交代で騎乗することが決まった。
10日に栗東CWで初コンタクトを取り、好感触をつかんだ。「ハミを取った瞬間に走りが変わりました。実績もありますし、能力が違う馬ですね」と重賞勝ち馬の背中にほれぼれ。「本当に大きなチャンスを頂きました。“僕が勝たせる”と言える立場ではないですが、馬の力を信じて頑張りたい」と表情を引き締める。
期するものもある。幼い頃、一緒に栗東の乗馬苑へ通っていた1つ年下の
今村聖奈が、既に重賞勝ちを果たした。
カデナに騎乗する聖奈と大舞台では初競演となるが、「成績も抜かれていますからね。負けていられないです」と先輩の意地を見せたいところだ。
これまでJRAで積み上げた全44勝のうち、小倉では断トツの15勝をマークとコース相性は抜群。「いいイメージで乗れると思います。誰が見ても納得する競馬を」。闘志を胸に秘め、19歳の若武者が夏の小倉を熱くする。(島田敬将)
提供:デイリースポーツ