8月21日(日)に小倉競馬場で行われる
北九州記念(GIII)に出走予定の
タイセイビジョン(牡5、栗東・
西村真幸厩舎)について、追い切り後の梛木孝幸調教助手のコメントは以下の通り。
「(
CBC賞は)ジョッキーにもエスコートしていただいて、あの子にハマったような、完璧なレースだったんじゃないかと思います。届かなかったのは相手が軽量を活かして果敢なレースをして、向こうも向こうで力を出し切ったレースだったので、こちらは完敗だったかなと思います。(今回は)前走の勝ち馬とも斤量差は縮まりますし、開催が進んで馬場が傷んで力が要る馬場になってきていますので、それはプラス材料かなと思います。
中間は体調を整えながら、しっかり身体を作っています。先週、しっかり追い切りをやれていて、騎乗した助手も『良い状態で送り出せるかな』と話しています。男の子なんですけど、夏負けもせず、そういった面では体調良く来ていますね。
先週しっかり時計を出せていますので、今日はフラストレーションを溜めないような、馬がスッキリした状態で臨めるように重点を置きました。流した割には時計が出ていますので、良い状態で送り出せると思います。
(小倉コースは)差し馬にしてはしっかり捌けていますし、それは鞍上の力添えもあってのことで、展開も向いてくれてるレースが続いています。今回もそういう流れになって欲しいと思います。
若い頃は馬場入りも入れ込んでみたり、気性面が前に出過ぎているところがありましたが、最近はそのあたりが大人になってきてくれたのかなと思いますし、レースに行って力を出し切れていると思います。
乗った感じは力強い子で、体幹もブレがないですし、馬場の悪さは気にしないと思います。
これまで順調に来ていますし、天候は見えない部分がありますが、そういった面(馬場の良し悪し)ではブレがないと思いますので、自分の形を貫き通してもらいます。応援よろしくお願いします」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI