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【北九州記念】栗東レポート ナムラクレア

ラジオNIKKEI
  • 2022年08月17日(水) 14時59分
8月21日(日)に小倉競馬場で行れる北九州記念(GIII)に出走予定のナムラクレア(牝3、栗東・長谷川浩大厩舎)について、追い切り後の長谷川浩大調教師のコメントは以下の通り。

「(函館スプリントSは)浜中ジョッキーも過酷な減量をしてくれましたし、その中でジョッキーの体調とナムラクレアの状態をすごく気にしていましたが、うまく函館に運べて、すごく良い内容で勝ってくれたと思います。50キロというのはすごく大変ですし、今のジョッキーの身体のケアなどを含めるとかなり過酷になると思っていました。その中でしっかり乗ると返事をしてくれたのは、オーナーもそうだと思いますが、厩舎としても感謝の念がありました。鞍上が変わらないというメリット、続けて乗ってもらえることは安心感がありました。

函館スプリントSが終わってから、状態を見て本州に帰し、放牧へ出しました。そこから7月20日に帰厩してペースを上げてきました。元々、完成度はすごく高い子でしたが、3歳の春頃には左右差や、筋肉の硬さがありました。そのあたりのやわらかみが出てきたと思います。

(1週前追い切りは)攻め駆けするタイプの子ですが、その中でも変な力みもなく、すごくスムーズな内容でしたし、2週前に感じていた息の重さを解消できた良い追い切りだったと思います。

1週前の追い切りをかなりハードにできましたので、(今日の追い切りは)馬場状態が重かったのでミスステップや筋肉の痛みが出ないようなソフトな調教にしたいと思いました。身体にやわらかみを感じましたし、馬も焦ってなくて良い内容だったと思います。

(今年は)フィリーズレビューから始まり、間隔が1ヶ月、2ヶ月という中で、すごく順調に来られたと思います。

すごく道悪が上手い、とは思っていませんが、力のある子ですので不得意だとは思っていません。

小倉で2戦2勝していることも含めて、自信を持って小倉の舞台には立てると思いますし、小倉出身の浜中騎手ですし、本当に楽しみに迎えられるんじゃないかと思います。

(作戦は)枠順が出てからにはなると思いますが、決して好位差しをしないといけない、という馬でもないですし、ジョッキーと相談しながらにはなると思います。

当初から52、53キロだという想像はしていましたが、他との斤量差を考えると背負わされたなと思います。

スプリンターズSに向けて、この北九州記念を選択させていただきました。当然、結果を出して秋のGIへ向かいたいというところもあります。相手がいる中で結果を求めたい、というところと、秋のスプリンターズSで応援してもらえるよう、厩舎としても無事に走ってもらいたいと思います」

(取材:山本直)

ラジオNIKKEI

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