「
北九州記念・G3」(21日、小倉)
CBC賞を制して勢いに乗る
テイエムスパーダは17日、栗東坂路で力強い脚さばきを披露。天国に旅立った祖
父タイキシャトルに、新たなタイトルを届けることができるか-。
前走の
CBC賞をJRAレコードで駆け抜け、タイトルをつかんだ
テイエムスパーダが雨の栗東坂路で躍動した。重いウッドチップをはじき飛ばしながら最初の1Fを14秒4で入ると、そこから13秒0-12秒4-12秒3というきれいな加速ラップを刻み、臨戦態勢を整えた。
「先週目いっぱいやっているので、今週はお釣りを残す形で。すごくいい動きをしてくれました。平たんコースは合っていますし、小倉はとてもいい条件だと思います」。騎乗した国分恭はこう現状を伝え、「重賞勝ち馬に乗せていただくので、精いっぱい能力を出せるように頑張ります」と続けた。ハンデが48→51キロとなった今回は、前回の
今村聖奈から手綱が戻る。五十嵐師の采配に応えたいという熱い気持ちが、言葉ににじんでいた。
提供:デイリースポーツ