現地時間17日、イギリスのヨーク競馬場でG1・インターナショナルステークス(3歳上・芝2050m)が行われた。
6頭立てで行われたレースは、ハイディフィニション(
High Definition、牡4、R.ムーア騎手)が逃げ、断然の1番人気
バーイード(
Baaeed、牡4、J.クロー
リー騎手)は5番手を追走。最後の直線に入ると、先に抜け出した昨年の覇者で2番人気の
ミシュリフ(
Mishriff、牡5、J.ドイル騎手)を
バーイードが余裕の手応えでかわし、これに6馬身半差をつけて圧勝した。勝ちタイムは2分9秒3(良)。
バーイードは父
Sea The Stars、
母Aghareed、母の
父Kingmamboという血統の英国産馬。イギリスのW.ハガス厩舎の管理馬。
2021年6月にデビューした同馬は、ここまでは主にマイル路線で活躍。芝1600mでG1・5連勝中であり、世界最強マイラーとしての地位を確立していった。今回が初の中距離戦ということで大きな注目を集めたが、ここでも役者が違うと言わんばかりの圧勝劇。通算成績はこれで10戦10勝となり、いまだに土がついていない。