「
札幌記念・G2」(21日、札幌)
7歳で本格化を迎えた
レッドガランが18日、万全の態勢をアピールした。函館芝でシャープな伸びを披露。厩舎の偉大な先輩
ロードカナロアの血を引く素質馬が、重賞連勝を目指す。同じく
ロードカナロア産駒の
ケイデンスコールも鋭い反応を見せ、好気配を伝えた。
遅咲きのベテランが、格上相手に牙をむく。7歳になって
中山金杯、
新潟大賞典と重賞2勝を挙げた
レッドガランが、函館芝で文句なしの動きを見せた。
向正面手前からやや速めのピッチでスタートすると、3、4コーナーで加速。直線で斎藤(レースは岩田康)が仕掛けると機敏に反応して力強く伸びた。5F66秒2-37秒9-11秒7。ラストの鋭さに斎藤は「もともと攻め馬で動くタイプですが、洋芝もうまく走っていましたね。夏バテもなく、具合はいいと思いますよ」と納得の表情を見せた。
ようやく本格化を迎えた感のある古豪の充実ぶりに、岩崎助手も「いい動きでしたね。とても落ち着いている。初めて北海道に連れてきましたが、元気いっぱいで年齢を感じさせない動き」と北海道滞在効果をアピール。さらに「馬が良くなっている。
ロードカナロアの産駒は奥手が多い。父自体が奥手だったのでそうなんでしょう」と説明した。
連覇を目指す白毛の女王
ソダシを筆頭に、香港G1で2勝の
グローリーヴェイズなど、国内外のG1で活躍中の馬がズラリとそろった真夏の“スーパーG2”。同助手は「競馬が上手で自在性のある馬。G1馬にひと泡吹かせられるように頑張ってもらいたい」と、実りの秋に向けて期待を膨らませた。
提供:デイリースポーツ