「
札幌記念・G2」(21日、札幌)
豪華メンバーがそろった真夏の頂上決戦を制したのは、3番人気の
ジャックドール。これまでと違った控える競馬をして、逃げた2着
パンサラッサとの競り合いを制し、重賞2勝目をマークした。3着は5番人気
ウインマリリン。注目を集めた白毛馬対決は1番人気
ソダシが5着に敗れ、8番人気
ハヤヤッコは10着に終わった。
純白の女王も、完敗を認めざるを得なかった。連覇を狙った
ソダシは、道中折り合って5番手を追走。3〜4角の勝負どころで3番手に押し上げたが、5着が精いっぱい。場内のファンから、どよめきと悲鳴が上がった。
須貝師は開口一番、「もうこれではっきりした。斤量の分もあったかもしれないけど、距離だな」と断言。前年比3キロ増の負担重量より、距離適性が響いたと分析した。吉田隼は「よく頑張りました。前の馬が強かった。マークし、折り合いもついた。相手を褒めるしかない。きょうは完敗です」と潔かった。
秋の目標について、師は「マイルが適距離だね。今後はオーナーと相談してだけど、1回放牧に出して
マイルCS(11月20日・阪神)になるかな。その前にひと叩きするかは考える」と明言。実績のあるマイルに照準を合わせ、復権を狙う。
提供:デイリースポーツ