「新潟2歳S・G3」(28日、新潟)
14日の
関屋記念を
ウインカーネリアンで制した鹿戸厩舎が、今夏の新潟重賞V2を狙って、素質馬
シーウィザードを送り出す。新馬戦は5番人気だったが、大外枠から好スタートを決めると、そのまま鮮やかな逃げ切り勝ち。新種牡馬で米G1・3勝馬の父
ビーチパトロールへ、JRAでの産駒初勝利もプレゼントした。
鹿戸師は「北海道で勝ったから比較はできないけど、スピードを生かした強い競馬だった」と高く評価。前走後は一度、美浦トレセンに戻り、すぐに放牧でリフレッシュ。ここを目標に調整された。
17日の1週前リハは美浦Wで馬場の外めを通って、馬なりで6F88秒8-39秒0-11秒8をマークし、新馬戦2着の
シンキングサベージ(2歳未勝利)と併入。「まだ体に余裕はあるけど、しまい11秒台だったし、動き自体は良かった」と順調ぶりをアピールした。
距離短縮、初コース&左回りと課題はあるものの、「ジョッキー(浜中)も乗りに来てくれるって。手応えをつかんでくれているんでしょう。雰囲気はいいし、リズム良く走れれば、楽しみだね」と指揮官も笑顔だ。陣営の熱い期待を胸に、夏の越後路で躍動する。
提供:デイリースポーツ