2021年の1歳セレクトセールにて3億円で落札された
オープンファイア(牡2、栗東・斉藤崇厩舎)が、9月11日に中京5R(芝2000m)でデビュー予定。
管理する斉藤崇師は、「順調に乗り込めています。馬格もあって柔らかさがある。しなやかさはディープっぽいですね」と期待を寄せる。
オープンファイアは
父ディープインパクト、
母ゴーマギーゴー、母の
父Ghostzapperという血統。母の
ゴーマギーゴーは、ガルフ
ストリームパーク
オークス(米G2)、
ブラックアイド
スーザンS(米G2)を勝利している。また、母の父である
Ghostzapperは海外9勝を挙げ、2004年の米
年度代表馬に選出された名馬であり、
ディープインパクト産駒で同じ母の父を持つ馬には、昨年の
金鯱賞(GII)覇者
ギベオンがいる。
日本で走る
ディープインパクト産駒最後の世代となる現2歳馬は、牡馬2頭牝馬4頭のわずか6頭。セレクトセールでは、
スイープトウショウの2020が2億円、
ワッツダチャンセズの2020が1億2000万円といった高額で取引されている。その中でも、
オープンファイアは最も高額な3億円で落札されており、高い評価を受けていた事が窺える。日本競馬界で大活躍をおさめてきたディープ産駒最後の大物として、数々の名馬たちに続く活躍ができるのか、初陣に要注目である。