25日、
佐賀競馬場(晴 不良)で行われた第22回
サマーチャンピオン(JpnIII ダート1400m)は、
JRAの
シャマルが1番人気に応え、直線入り口で抜け出してリードを広げ勝利した。勝ちタイム1分25秒5、勝利騎手は
川須栄彦。
向正面から長く脚を使い追い上げた6番人気
コウエイアンカ(兵庫)が2馬身差の2着、逃げた5番人気
サクセスエナジー(
JRA)がクビ差の3着。2番人気
コンバスチョン(
JRA)は4着、地元勢最先着は
リュウノシンゲンの6着だった。
シャマルは父
スマートファルコン、
母ネイティヴコード(母の
父アグネスデジタル)、4歳牡馬。
JRA栗東・
松下武士厩舎の管理馬。通算成績10戦6勝、重賞は
東京スプリントに続く2勝目。
レース後の関係者のコメント
1着
シャマル(
川須栄彦騎手)
「スタートで躓きましたが、立て直して理想的な位置で競馬ができました。前走、浦和で勝てず、賞金を加算できなかったので、今日は負けられない気持ちで臨みました。日曜日に重賞を勝ち、そして木曜日にまた重賞を勝てて嬉しいです。(九州出身で)沢山応援して頂ける雰囲気ですし、これからも九州で勝っていけたらと思います」
(
松下武士調教師)
「スタートはドキッとしましたが、その後すぐに挽回して、良い位置で競馬ができました。今日で1400mが2走目で、今後のレース選択肢も増えましたし、1200m、1400mの交流重賞を使っていきたいと思います。次走は
東京盃か
オーバルスプリントになると思いますが、馬の様子を見て、オーナーと相談して決めたいと思います」
2着
コウエイアンカ(
保利良平調教師)
「ハンデ52kgも良かったと思いますが、今日はスタートも良く、前につけられました。中央の馬は強いですが、よく走ったと思います」
3着
サクセスエナジー(
松山弘平騎手)
「去年が2着だったように、佐賀のコースは合いますね。スタートも良く、内枠からハナを切って、見せ場をしっかり作ってくれました。この馬らしい競馬ができたので、頑張ってくれたと思います」
4着
コンバスチョン(
伊藤圭三調教師)
「コーナーの入りで被されて4番手のインになってしまいました。残念でした」
5着
レディバグ(
酒井学騎手)
「返し馬やスタートから、少し外に逃げる恰好をしていて、結果からしても、右回りより左回りの方が競馬がしやすいかと思います。直線に向いても、思ったほど伸びきれない感じでした。改めて仕切り直して、左回りとか適性のあるところでやっていけばと思います」
12着
ラウダシオン(
斉藤崇史調教師)
「スタートも良かったですし、無理なく行けていると思って見ていましたが、3コーナーから被されてもいないのに下がってしまって、わかりませんね。一周する競馬が初めてでしたから、馬が終わったと思ったのかもしれません。ダートの走りは悪くなかったと思います」
(取材:中野雷太)
ラジオNIKKEI