「
小倉サマージャンプ・JG3」(27日、小倉)
石神深一騎手(40)=美浦・フリー=が1番人気の
アサクサゲンキ(セン7歳、栗東・音無)に騎乗し、好位から直線でインを突いて首差の接戦を制した。史上初の障害重賞全10競走完全制覇という偉業を達成するとともに、史上3人目の障害重賞全6場制覇(中京を含めると全7場)も決めた。
石神は「
京都ハイジャンプを勝ってから、あとは“ここ”だけというのは分かっていました。5月ぐらいに
アサクサゲンキの依頼を頂いて、何とか結果を出したかった。小倉は去年まで苦手なイメージでしたけど、今年100勝も達成した場所ですし、好きになりそうですね」と笑顔で勝利の味をかみしめた。
「(前に)行く馬が多くて、道中も動きがありましたが、惑わされないように馬のリズムを崩さないように気をつけました。3角で思ったより手応えが危うかったけど、4角でうまくインを突ければと思っていました。最終障害でも詰まる形で苦しかったですが、馬が最後にひと踏ん張りしてくれたね」と連覇を達成した相棒の走りをねぎらった。
提供:デイリースポーツ