9月11日に中山競馬場、芝1600mで行われる
京成杯オータムハンデ。ここへ出走を予定しているのが
杉山晴紀厩舎の2頭、
ベレヌスと
ミスニューヨーク。サマーマイルシリーズの最終戦だが、現在1位は
ウインカーネリアン(美浦・
鹿戸雄一厩舎)。現在2位の
ベレヌスはここを勝てば逆転優勝の可能性もあり、そういった意味でも注目。
今朝31日はCWでレースに向けた1週前追い切り。この2頭に3歳未勝利、
オリエンタルキングを含めた3頭併せだったが、オリエンタルが大きく先行して、それを7馬身くらい後ろから
ミスニューヨークが追いかけて、さらに3馬身ほど後ろから
ベレヌスが追いかけていく。
3コーナーあたりで
ベレヌスが少し行きたがるような仕草を見せていたが、
ミスニューヨークは平然。そして、4コーナーでは
ミスニューヨークが前においついて、一番外から
ベレヌスが追い上げてくる形。
最後の直線に向いて、勢いよく
ベレヌスが前を差し切り、そのままゴールへ向かっていったので、見た目は外が一番派手。ただ、真ん中にいた
ミスニューヨークの手綱は微動だにしなかったので、こちらも動きとしては余裕があった。
時計も
ベレヌスが6F80.4〜5F66.2〜4F51.8〜3F36.3〜2F22.5〜1F11.1秒と派手。ただ、ゴールを過ぎたところでの
ミスニューヨークの脚色は目立っていたし、主観的にはどちらも甲乙つけがたい、素晴らしい動きだったと評価したい。
(取材・文:井内利彰)