23年春のクラシック戦線に向け、現2歳世代を独断で格付けする。牡馬の1位は
ノッキングポイントを指名。
母チェッキーノ譲りの決め脚でばく進したい。一方、牝馬は究極の切れ味を持つ
リバティアイランドがトップとなった。
牡馬1位は
ノッキングポイントだ。ノーステッキで快勝した新馬戦の内容はインパクトがあり、
母チェッキーノは16年フ
ローラSの覇者、近親に12年朝日杯FS2着、13年
皐月賞3着とG1で善戦した
コディーノと、血統的な魅力も大きい。
2位は新種牡馬
リアルスティール産駒の
フェイト。新馬戦は5番手から楽に突き抜け、後続に5馬身差をつけた。レースセンスがあり、父よりも距離の融通は利きそうだ。
3位は新潟の新馬戦を勝ち上がった
ダノントルネード。鼻差の辛勝だったが、記録した上がり時計は3F32秒4と非凡な瞬発力を有している。
牝馬1位
リバティアイランドは、JRA史上最速タイとなる上がり3F31秒4を記録して新馬戦を快勝した。レースラップ後半3Fは32秒0と速い展開のなか、中団から差し切ったレースぶりは圧巻だった。大物感がある。
2位は
札幌2歳Sを勝った
ドゥーラ。馬群の外から差し切りVを決めており、着差以上に強いレースぶりだ。20年
ソダシ、
ユーバーレーベン、21年
ジオグリフと2年連続でクラシック馬を輩出した登竜門を制したところも評価できる。新馬戦と
コスモス賞を勝ち、目下2連勝中の
モリアーナが3位にランクイン。
提供:デイリースポーツ