9月19日に中山競馬場、芝2200mで行われる
菊花賞トライアル、
セントライト記念。ここへ出走を予定している
セイウンハーデス(栗東・
橋口慎介厩舎)が、今朝7日にレースへ向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWで
幸英明騎手が騎乗。2勝クラスの
ハーランズハーツを6F標識の通過で4馬身ほど追走。その差を保ったまま、向正面を流していき、3コーナーでジョッキーが少し促すと、加速のギアを上げて前を捕まえに行く。
4コーナーを回って最後の直線は内へ。残り300mくらいで1馬身くらいまで詰めていき、ラスト1F標識手前で
ゴーサイン。これにきっちりと反応して、更にギアを上げると、あっさりと内から抜け出して、最後は1馬身ほど先着してのゴールとなった。
時計は6F81.4〜5F64.5〜4F49.3〜3F35.1〜2F22.5〜1F11.4秒。コーナーでは馬場真ん中に近いところを回ってきたとはいえ、3F時計は特筆すべき数字。2週前追い切りでは、CW6F78.9秒で動けていたが、そういった過程を踏んだ上でのこの追い切りは中身が伴っているといってよいだろう。
(取材・文:井内利彰)